楽しさについて考えたい。よくよく考えると、楽しいっていうことは、楽しいを受け取るってことなんじゃないか。楽しいっていうもの自体を誰も見たことがなく、どこにも売っていない以上、楽しさっていうのは、楽しさをキャッチしたときに、その楽しさをキャッチした人に表れるのではないか。というようなこと。
そんなことを考えていた。何をしているとき楽しいか。カレーを食べているとき楽しい。お風呂につかっているとき楽しい。疲れたあと布団に入って眠る前の状態、楽しい。散歩しているとき楽しい。
それらに共通して言えることは、楽しさを感じているとき、ふわーっとなる。っていうことだなと思った。ふわーっとなって、ああ、いいねいいね。という感じ。
そしてこの”ふわーっ”が楽しさの正体により近いものなのだとしたら、楽しくなりたいんだったら、”ふわーっ”となれば良い。ということになる。
ということは何もしていなくても、あぁー、たのしぃー。と思えれば楽しめるのじゃないか。すぐ近くにカレーがあったら良いけど、たとえカレーがなくても、フフフ。フフフ。おぉー、いいねいいねってできるんじゃないかと考えた。
どうだろうか、危ない考え方だろうか。というか、うまくこの話を着地させられるだろうか。
そこで私は考えた。ちょっと試しにやってみよう。楽しい、楽しい、楽しい、楽しい、今、めちゃくちゃ楽しい、今何もやっていないけど、何者にもなっていないけど、椅子に座っているだけだけど、楽しい、楽しい、楽しい、楽しい、うはー、うっわー、たのっしぃーー。
うーん。できているような気もするし、できていない気もするし、ちょっと難しいな。何もせずにいきなり楽しくなるのちょっと難しいな。
ホットコーヒーをごくごくと飲んだ。
ではまた。
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